友人の結婚式のために描き下ろしたイラストです。
友人の好きなペンギンと、新郎様の好きなお寿司を取り入れた楽しいイラストです。
夫婦鶴や冨士山、松、滝登りする魚など、縁起の良いものをたくさん取り入れています。
そして、年中ずっと二人で楽しんで過ごして欲しいという思いを込めて、春夏秋冬の季節のイベントのイラストを入れています(花見、花火、お月見、ゆきだるま)。
A2サイズのウエルカムボードとして、実際に会場に飾っていただきました。
(2013.12.21)
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(2013.12.21)
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キングniconicoくりんは、Yuccaの家族をモデルにした架空の一家「猪下家」のお話をつづった四コマ~八コマ漫画です。
この漫画の主な登場人物は以下の通り。
主人公… 猪下 キング ~傍若無人な王さま~
ヒロイン… くりん先輩 ~赤鼻のポメラニアン~
サブヒロイン… にこちゃん ~耳でかヨーキー~
にぎやかし… もー太、だんなさま ~圧政に苦しむ国民~
羊毛フェルト作家のYuccaです。
現在、細々とオーダーを受けてリアルペットのぬいぐるみを制作しております。
まだまだ修行中の身でありますが、わたしの羊毛フェルト作品の作り方など、進捗報告を交えながらご紹介させていただけたらなと思います。
もしご興味がございましたら、ご覧になってくださいね。
STEP7 体の下地を作る
必要なもの
・ペンチ
・毛糸
・針金
・手芸綿
体を作る際は、針金で骨格を作ります。
こうすることで、体がふにゃふにゃになりません。
上記の写真は違う子を作った際のものですが、基本は同じで、
です。
どうせ隠れてしまう部分なので、不格好で構いません。
使用する針金は、太すぎるとフェルティングの際針が当たって邪魔、細すぎるとふにゃふにゃするので、太すぎず細すぎずな感じのものを選んでいます。
針金に毛糸を巻き付けると上に付ける手芸綿がなじみやすくなりますが、面倒なので省いてもいいと思っています。
手芸綿は当然トーカイさんのMOKOがお勧め。
手芸わた モコ(大)300g|クッション・ぬいぐるみなどの中材 トーカイ
MOKOのような固まりやすい綿を使うと、この体の肉付け作業はストレスフリーではかどります。
手芸屋には土台用の羊毛なども売っていますが、手芸綿に比べるとめちゃめちゃ高いので、ぬいぐるみのような大きなものを作るときはどんどん材料がなくなっていく様に手汗をかきます。
MOKO以外の綿を使うと、全然綿が固まらないのでイライラします。
その点MOKOは本当に優秀です。どんだけ使ってもなくならないし、針の一刺しでガンガン固まります。
MOKOを使ってからは他の綿は使えなくなりました。
近所にトーカイさんがある人が羨ましい……。
体の下地を作った際の写真を撮り忘れてしまったのですが、頭の大きさと見比べながら体を作ります。
細かいところは色付けの際に調整するので、この時は大体の胴体の太さ、前足後ろ足の位置、尻尾の位置に気を付けつつ綿を固めます。
この時点で綿はあまりガチガチに固まらないように、修正が可能な程度の硬さに保った方がいいと思います。
お座りさせるか、立たせるか、伏せさせるか、大体のポーズはここで決めておくのが無難です。
羊毛フェルト ニードル 針 / Clover(クロバー) フェルトパンチャー 3本針
体を固めるのは時間がかかるので、上記のような3本程度のニードルが付けられるものを使った方がいいかもしれません。
わたしは三種類のフェルティングニードルを持っており、1本のもの、3本のもの、8本のものを用途によって使い分けています。
STEP8 首を付ける
必要なもの
・手芸綿
・羊毛フェルト(茶)
首無し状態の体に首を取り付けます。
首と体の境目が違和感のないように綿で肉付けします。
写真では割りと真上とか斜め上とか、上からの角度のものしかないことが多く、首と体のバランスがわからないことがあります。
Googleなどで画像検索して参考写真を探してもよいですが、わたしはそれプラス、以下のようなものを参考にしています。
立体パズル 4D VISION 動物解剖モデル No.18 犬解剖モデル(再販)[スカイネット]《発売済・在庫品》
送料無料【中古】360°ビジュアル犬種大図鑑—世界の最新人気犬種のスタンダードがひと目でわかる
色々な角度から見れるので、めちゃめちゃわかりやすいです。
リアルペットを作られる方には必須アイテムじゃないかと思います。
STEP9 足を作る
必要なもの
・手芸綿
・羊毛フェルト(ベージュ、茶、黒)
体と首のバランスが落ち着きましたら、わたしはまず足を仕上げるようにしています。
特に前足を仕上げると、イメージがだいぶ固まってきます。
前足を作るのはかなり難しいです。
Googleで画像検索などして、基本的な足の構造を頭に叩き込んでからやらないと、全く似ません。
犬は常につま先立ちをしている感じなので、かかとが地面についていません。かかとの部分とひじの部分、親指に当たる部分をうまく表現できたらいい感じになります。
指は一本一本丸めた羊毛を取り付ける感じで付けるとそれっぽいです。
足の裏が白っぽいワンちゃんは、指の間に白っぽい毛を入れてやるとそれっぽくなります。
爪と肉球は最後に付けるので、その時に細かいところは修正します。
後ろ足も同様に肉付けしておきます。
STEP10 体に色を付ける
必要なもの
・羊毛フェルト(黒、茶、ベージュ、ピンク、白)
モデルのワンちゃんの写真を見ながらひたすら色を付けます。
この時は毛並みとかあまり気にしません。
白の下地からいきなり毛を植えると、ブラッシングをしたとき毛が抜けて白い下地が見えてしまうため、ちゃんと色を付けておいた方が無難です。
尻尾も着色。
お腹は薄ピンクを乗せた後、白い毛をまばらに生やします。
そこまで目に付く部分でもないので、ざっくりとしかやっていません。
お腹の参考写真を送ってくださる方はあまりいないですし、似せるのは難しいです。
~次回に続きます~
イラストレーターの里華です。
十数年前からのそのそとイラストを生産してきました。
今まで本当にたくさんのイラストを描いてきたのですが、イラストを生産する過程で、
「落書きのつもりがなかなかうまく出来た」
「この絵、構図のアイデアはいいんだけどなぁ」
みたいな残念な絵が生まれることってよくあるんじゃないかと思っています。
今回はそんな残念な絵を、サイトのメインに貼れるようなちゃんとした絵に仕上げてみた例を紹介させていただきたいと思います。
絵師を志す皆様の何かの参考にしていただけたら幸いです。
※使用ソフトはPhotoshop CS2です。
今回のお題
このイラストは、とあるサークルに寄稿するために描いたものです。
そのサークルで求められていたのは、500ピクセル×500ピクセルの小さなイラストで、そんなに手の込んだものである必要がありませんでした。
なので気楽な気持ちで好きなものを詰め込んでみたら、結構色合いの面白い絵が描けたなと、一時期とても気に入っておりました。
しかしこんな小さな絵だと、ネット画面で見ることしかできません。(印刷するととても小さくなってしまうのです)
なので、このアイデアを用いて、あたらしいイラストを描くことにしました。
できたら、ポストカード印刷に堪えるサイズで……。
STEP1 大きなサイズに
絵の大改造の最初の手順は、絵のキャンバスを大きくすることです。
切り抜きツールを使い、イラストからはみ出すように切り抜きます。
ポストカードにも使えるように、横長サイズに広げます。
それから、絵の解像度をいじります。
Photoshopだと、イメージ→画像解像度 です。
元々のイラストのサイズはこれでした。
解像度300はそこまで悪くない値ですが、500ピクセルはめちゃめちゃ小さいです。
手っ取り早く解像度を600まで上げました。
3000ピクセル程度あれば十分です。
ファイルのサイズとして20Mバイトもあれば大丈夫でしょう。
重すぎると性能の悪いパソコンだと動きが悪くなります……。
STEP2 パーツを散らす
絵を大きくする上に縦横比も変わるので、大幅に描き変えないといけません。
しかし折角の良い構図なので、あまりイメージを変えたくありません。
どうするかとりあえず手を動かしながら考えます。
レイヤーを右クリックなどして複製を取っておくと安心です。増やしたレイヤーを切り刻んで画面に広げていきます。
こんな感じかな。適当です。
見やすいように背景に暗い色を置きました。
STEP3 アイテムの追加
現在は中央部がスカスカです。どうにかしないといけません。
アイデアを出すために手を動かします。
適当に過去絵の馬を置いたりしてます。
割と私がよくやる手法で、昔のイラストや写真素材などをぶっこんで様子を見ます。
廃遊園地のイメージを入れたいので、ジェットコースターの線路っぽいもので、キノコのある幻想世界を区切りました。
このおかげで、左上のゾーンとその他のゾーンという、2区画となる構図がイメージできました。
女の子の顔を描き変えます。元絵の子は人様のキャラクターですので、そのまま使うことはできません。
どうにもうまく女の子と背景がなじまないので、水の部分を向こうまで広げたりしてます。
しかし、どうも馬がしっくりきません。
どこからか拾ってきた馬の写真をぶっこんでます。最後にはちゃんと自絵に置き換えるので許してください。
後ろに壊れたジェットコースターなど置いてみました。
意外と良い感じだなと思ったので、大まかな構図はこんな感じで決定することに。
~後編に続きます~
羊毛フェルト作家のYuccaです。
現在、細々とオーダーを受けてリアルペットのぬいぐるみを制作しております。
まだまだ修行中の身でありますが、わたしの羊毛フェルト作品の作り方など、進捗報告を交えながらご紹介させていただけたらなと思います。
もしご興味がございましたら、ご覧になってくださいね。
STEP4 顔の着色
材料
・羊毛フェルト黒、茶、灰
今回使用した羊毛フェルトは以下の三種類です。
<黒>
羊毛フェルト 『ハマナカ フェルト羊毛ソリッド 黒 H440-000-9』 Hamanaka ハマナカ
<茶>
羊毛フルフィール ナチュラル 84 ライトブラウン 40g | 羊毛フェルト フェルト羊毛 材料 用品 手芸 手作り ハンドメイド クラフト オリジナル トーカイ
<灰>
リアルワンちゃんを作る場合には、黒、灰、茶、ベージュ、アイボリー、白、ピンクをできるだけ多種類持っていたほうがいいです。
黒や白は、メーカーによって微妙に色味が違うので、作品を通して同じ商品を使うようにしたほうがいいですよ。
写真を見ながら黒と茶を乗せていきます。前ステップの下地が上手く行っていたらすんなり出来上がるはずです。
違和感があれば、そこは形が間違っているので直します。
この時、肉眼でなく写真を撮って比較したほうがいいですよ。肉眼では微妙なミスに気が付きにくいです。写真の写りがおかしければ、形がおかしいんだと思い、違和感が無くなるまで直しておいたほうが後々楽になります。
目の下に少しだけ灰を入れるとリアルになります。
STEP5 鼻の作成
材料
・樹脂粘土(黒)
・粘土用ヘラ
・ボンド
・スプレーニス
写真をよく見ながら樹脂粘土を鼻の形に成形します。
この時、細い粘土用のヘラがあると便利です。鼻の穴を成形するのはヘラ(先が耳かきのようになっているもの)がないと難しいですが、爪楊枝などでもできなくはないです。
ステンレススパチュラ SS-2 [造形工具・彫金工具・粘土ヘラ]
鼻は一旦ワンちゃんから離して乾燥させ、固まったらニスで光沢を出します。あまり鼻が濡れていないタイプのワンちゃんは、ニスをしないでもいいと思います。
ニスが乾いたら、ボンドで鼻の位置に接着します。
鼻の位置は、少なくとも正面、横向き、斜め上の三角度で違和感の無いように付けないと、後々大変なことになります。
ダックスフンドのようなマズルの長めのワンちゃんは特に気を付けてくださいね。
STEP6 お顔の調整
材料
・羊毛フェルト(ベージュ、白)
・フェルティングニードル(細針)
鼻のボンドが乾燥しましたら、マズル周りの色味を調整します。
以下の色味のものを主に用いました。
<ベージュ>
羊毛フルフィール ナチュラル 79 ライトベージュ 40g | 羊毛フェルト フェルト羊毛 材料 用品 手芸 手作り ハンドメイド クラフト オリジナル トーカイ
羊毛フルフィール ナチュラル 78 オフホワイト 40g | 羊毛フェルト フェルト羊毛 材料 用品 手芸 手作り ハンドメイド クラフト オリジナル トーカイ
<白>
口の周りやあごの下が難しいです。
髭の穴はここではまだつけません。
ここであまり根を詰めすぎるといつまでたっても終わらないので、ほどほどにして次の工程へ向かいます。
お顔の最終調整は、一番最後でやります。
~次回に続きます~
羊毛フェルト作家のYuccaです。
現在、細々とオーダーを受けてリアルペットのぬいぐるみを制作しております。
まだまだ修行中の身でありますが、わたしの羊毛フェルト作品の作り方など、進捗報告を交えながらご紹介させていただけたらなと思います。
もしご興味がございましたら、ご覧になってくださいね。
STEP1 目玉の作成
材料
・プラスチックアイ(黒、15mm)
・樹脂粘土(白)
今回は全身ぬいぐるみ(ほぼ等身大)なので、プラスチックアイは15mmにしました。
リアルペット、小型犬、等身大くらいを作る場合は、12~18mmくらいのプラスチックアイをお勧めします。
プラスチックアイはトーカイやユザワヤなどの手芸屋さんに売っています。
樹脂粘土はダイソーのものがおすすめです。
プラスチックアイは半球状なので、わたしは白目の部分を球状になるように付け、本物の目玉のようにしています。
こうすることにより、次の作業が意味のあるものになります。
STEP2 目玉を土台に乗せる
材料
・ボンド
・羊毛フェルト用スポンジマット
このやり方はわたしのオリジナルで、とてもお勧めです。
羊毛フェルト用のスポンジマットは、よく羊毛フェルトのニードルとセットになってスターターキットなどに入っているものです。
この固めのマットを小さく切って、目玉の土台に使います。
モデルのワンちゃんの写真を見ながら、目玉の距離・角度に注意してボンドで貼ります。
この作業は地味に大切です。
何故かというと、目玉の下に固い土台を置いておかないと、作品を作っている間に目玉が奥に沈み込んでしまい、修正が大変になるからです。
STEP1で目玉を球にすることで、土台から適度な距離ができ、お顔をうまく作ることができます。
スポンジマットは羊毛フェルトとうまくなじみますし、針が刺さりますし、適度に硬いですし、手に入りやすいので土台として最も適していると思います。
STEP3 お顔の下地の作成
材料
・手芸綿(MOKO)
・フェルティングニードル(細針)
STEP2の目玉が固まりましたら、綿を使ってお顔の下地を作成します。
ウールでないとフェルティングできないという人もいらっしゃいますが、ポリエステルの綿でも問題なく出来ます。
ですが、ものによっては固まりにくいものがあります。
お勧めはトーカイさんで売っているMOKOという手芸綿です。
この綿なら全く問題なく固まり、羊毛フェルトを使うよりも断然お安く仕上がります。
この300g一本あれば実物大ぬいぐるみ1つ作ってしまえるくらいのボリュームです。
お顔の下地は、モデルのワンちゃんの写真を見ながら作るのでは少し難しいです。
できたら上記の写真に写っているような、骨格模型があったほうがわかりやすいです。
HUASURV犬の犬の頭蓋骨モデルの解剖学骨格獣医標本教育ディスプレイ
何体も作品を作るご予定がおありの方は、一つ持っていると長く使えていいかもしれません。
頭蓋骨を観察しますと、下あごと上あごのかみ合わせだったり、目の周りの骨の様子だったり、写真ではわかりにくかった部分がよくわかります。
くるくる回せますし、本物ではとても見ることができない角度から観察できますので、リアルなワンちゃんを作りたい方には是非入手してほしいです。
この時点では、骨の特徴を捉えるような作り方でお顔を作ります。
フェルティングニードルはどんな太さの針でも構いませんが、わたしはすべて細針(S)でやっています。
細針は穴が見えにくいし、薄く裏表がある部位(耳など)を作成するときに、裏に違う色が出にくいのでお勧めです。
色を乗せる際に調整するので、この時点では完全に似せる必要はありませんが、マズルの長さや頬の出っ張り、額の出っ張りなど、モデルのワンちゃんのお写真とできるだけ違和感のないようにします。
~次回に続きます~
羊毛フェルト作家のYuccaです。
このカテゴリでは、私が過去に手掛けた作品を紹介させていただきます。
ブルーボタンインコのリングピロー
2019.12
ブルーボタンインコが優しく微笑むリングピロー。
我が家で昔飼っていたブルーボタンインコの『ボタン』をモデルに作りました。くちばしの部分に数本のリングを掛けることができます。
普段使いだけじゃもったいない。結婚式の贈り物に。
花嫁の幸せを祈って、『サムシングブルー』というプレゼントを贈る習慣があります。
ブルーボタンインコはそのモチーフとしてぴったりだと思いました。
結婚式に飾っても見栄えがするように、青と白のフェルトフラワーで飾りました。
本当に結婚式に飾ってもらえましたら、その時は追記でご報告いたします。
ギャラリー
商品化について
上記のリングピローは私的な贈答品として作成したものですが、今後商品化を検討しております。
詳細が決まり次第、当サイトにてご報告できたらと思っております。
もし興味のあるお方がおられましたら、その時までお待ちいただけるようお願いいたします。