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チワワのくるみちゃん リアルペットの作り方 羊毛・ペット関係記事

【リアルペット】チワワのリース③【作り方】

羊毛フェルト作家のYuccaです。

現在、細々とオーダーを受けてリアルペットのぬいぐるみを制作しております。

まだまだ修行中の身でありますが、わたしの羊毛フェルト作品の作り方など、進捗報告を交えながらご紹介させていただけたらなと思います。

もしご興味がございましたら、ご覧になってくださいね。


STEP7 リースに接着

材料

・フェルト白
・縫い糸白、縫い針
・リース

リースは生首になってしまうので、短毛のワンちゃんなどちょっと気になる場合は、破れた壁紙のようなデザインを加えています。

壁紙部分はフェルトで作ります。ダイソーの大判のフェルトが安くてオススメです。

リースはダイソー、セリアの造花コーナーあたりに同じようなものが売ってます。Lサイズを使うことが多いです。

リースから飛び出る部分をマークして、思うままにえいやとハサミを入れていきます。

丁寧に縫い合わせて、こんな感じのものを作成。

ボンドで、ワンちゃんと壁紙とリースを接着します。

 

STEP8 飾り付け

材料

・くるみボタンキット
・刺繍糸、刺繍針
・リボン
・造花
・グルーガン

飾りつけには造花、リボン、くるみボタンを使用しています。

くるみボタンがなくても可愛いですが、あったほうが纏まりが良い感じになります。

造花は見栄えがいいものを選んでいます。100均で売っている造花は安っぽくて綺麗ではないので、雑貨屋さんか手芸屋さんで入手できるレベルの造花を使用したほうが良いです。

わたしは主にユザワヤさんで購入しています。

リボンはネット通販でリボンを専門的に売っているお店などを利用すると、色々な色や模様が手に入るのでお勧めです。

わたしは下記のお店を頻繁に利用しています。

オーガンジーリボンを安い価格で販売|リボン専門店 くらら (kurara-ribbonshop.com)

リボンは切断すると端がほつれてしまうので、ほつれそうなところはライターで焼いて溶かしています。

フラワー手芸用の細い針金で真ん中をねじって止めると綺麗な形になります。

造花とリボンとくるみボタンを揃えたら、あとはグルーガンでべたべた貼っていくだけです!

どんな飾りつけにするかは在庫とワンちゃんのお色味などで直感で決定しますので、出来上がるまでどんなものができるかわかりません。

 

 

完成!

 

 

今回飼い主様からいただいたのは、このお写真一枚でした。

お写真一枚からでもお作りできますので、もしお写真残っていなくて困っているという方でも一度ご相談いただければと思います。


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【リアルペット】チワワのリース②【作り方】

羊毛フェルト作家のYuccaです。

現在、細々とオーダーを受けてリアルペットのぬいぐるみを制作しております。

まだまだ修行中の身でありますが、わたしの羊毛フェルト作品の作り方など、進捗報告を交えながらご紹介させていただけたらなと思います。

もしご興味がございましたら、ご覧になってくださいね。


STEP4 顔の着色

材料

・羊毛フェルト黒、灰

今回使用した羊毛フェルトは以下のニ種類です。

<黒>


羊毛フェルト 『ハマナカ フェルト羊毛ソリッド 黒 H440-000-9』 Hamanaka ハマナカ

<灰>

ダイソーの羊毛フェルト、モノトーンアソート

リアルワンちゃんを作る場合には、黒、灰、茶、ベージュ、アイボリー、白、ピンクをできるだけ多種類持っていたほうがいいです。

黒や白は、メーカーによって微妙に色味が違うので、作品を通して同じ商品を使うようにしたほうがいいですよ。

いつも目の周りからやります。目元を作るとぐっと可愛くなってモチベーションが上がります。

黒を入れたところです。写真を見ながら、目元の見え方(角度、距離など)を確認しつつ進めます。

この時、肉眼でなく写真を撮って比較したほうがいいですよ。肉眼では微妙なミスに気が付きにくいです。写真の写りがおかしければ、形がおかしいんだと思い、違和感が無くなるまで直しておいたほうが後々楽になります。

口元に黒を、鼻筋と目の周りに濃い灰を置きました。

綿も少し足しつつ、形を整えています。

あとで毛を植えるので、少しくらい痩せて見えても大丈夫だと思います。

 

STEP5 鼻・耳の作成

材料

・羊毛フェルト(黒、白)
・樹脂粘土(黒)
・粘土用ヘラ
・ボンド
・スプレーニス

羊毛フェルトの白はこちらをよく使っています。


羊毛フェルト 『ハマナカ フェルト羊毛ソリッド 白 H440-000-1』 Hamanaka ハマナカ

白と黒は物によって色味がだいぶ違うので、使う予定の羊毛フェルトを多めに買っておいたほうが良いですよ。たまに売り場からなくなったりしますので…。

写真を見ながら耳を作ります。

まずは外側の黒を付けてから内側の白を刺します。

耳を付けるのが個人的に一番難しいです。コツとしては、正面、側面、上からの写真資料を用意して、すべての角度と合致するようにすることです。耳の付け根が後ろ過ぎたりすると全然似ませんので、耳が生えている位置を正確に把握して刺します(横向き写真が無いとかなり厳しいです)。

上の写真、まだまだ耳が後ろ過ぎます。今回は正面写真しかないのでかなり苦戦しています。

耳がなかなか決まらないので鼻をつけることに。

鼻はダイソーの樹脂粘土をつかいます。

ダイソーの樹脂粘土

写真をよく見ながら樹脂粘土を鼻の形に成形します。

この時、細い粘土用のヘラがあると便利です。鼻の穴を成形するのはヘラ(先が耳かきのようになっているもの)がないと難しいですが、爪楊枝などでもできなくはないです。


ステンレススパチュラ SS-2 [造形工具・彫金工具・粘土ヘラ]

鼻は一旦ワンちゃんから離して乾燥させ、固まったらニスで光沢を出します。あまり鼻が濡れていないタイプのワンちゃんは、ニスをしないでもいいと思います。

ニスが乾いたら、ボンドで鼻の位置に接着します。

鼻の位置は、少なくとも正面、横向き、斜め上の三角度で違和感の無いように付けます。

チワワのようなマズルの短いワンちゃんは、付けるのに失敗しても修正は容易ですので、えいやと付けちゃいました。

耳もかなり前側に動かし、長さも長くしました。

まだまだ不自然な感じですが、とりあえずこのときはこれくらいで先の工程に進みます。

STEP6 植毛

材料

・羊毛フェルト(ベージュ、白、黒、灰)

お顔に毛を植えます。白、黒、灰と、薄いベージュを目元に使用しました。

<ベージュ>


羊毛フルフィール ナチュラル 78 オフホワイト 40g | 羊毛フェルト フェルト羊毛 材料 用品 手芸 手作り ハンドメイド クラフト オリジナル トーカイ

お顔の植毛は上の写真くらいの長さ・量を一回分として、ひたすら刺していきます。

 先程の毛束の真ん中くらいを刺します。抜けないようにしっかりしっかりザクザク刺します。

 

刺した後、糸切りバサミで切って長さを揃えます。

これを延々と繰り返します。根気が必要です。

全体に毛を植えましたら、耳の最終調整をします。とりあえずこんな感じで仕上がりました。

~次回に続きます~

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【リアルペット】チワワのリース①【作り方】

羊毛フェルト作家のYuccaです。

現在、細々とオーダーを受けてリアルペットのぬいぐるみを制作しております。

まだまだ修行中の身でありますが、わたしの羊毛フェルト作品の作り方など、進捗報告を交えながらご紹介させていただけたらなと思います。

もしご興味がございましたら、ご覧になってくださいね。


STEP1 目玉の作成

材料

・プラスチックアイ(黒、15mm)
・樹脂粘土(白)

今回はほぼ等身大リースなので、プラスチックアイは15mmにしました。

リアルペット、小型犬、等身大くらいを作る場合は、12~18mmくらいのプラスチックアイをお勧めします。

プラスチックアイはトーカイやユザワヤなどの手芸屋さんに売っています。

樹脂粘土はダイソーのものがおすすめです。

プラスチックアイは半球状なので、わたしは白目の部分を球状になるように付け、本物の目玉のようにしています。

こうすることにより、次の作業が意味のあるものになります。

 

STEP2 目玉を土台に乗せる

材料

・ボンド
・羊毛フェルト用スポンジマット

このやり方はわたしのオリジナルで、とてもお勧めです。

羊毛フェルト用のスポンジマットは、よく羊毛フェルトのニードルとセットになってスターターキットなどに入っているものです。

この固めのマットを小さく切って、目玉の土台に使います。

モデルのワンちゃんの写真を見ながら、目玉の距離・角度に注意してボンドで貼ります。

この作業は地味に大切です。

何故かというと、目玉の下に固い土台を置いておかないと、作品を作っている間に目玉が奥に沈み込んでしまい、修正が大変になるからです。

STEP1で目玉を球にすることで、土台から適度な距離ができ、お顔をうまく作ることができます。

スポンジマットは羊毛フェルトとうまくなじみますし、針が刺さりますし、適度に硬いですし、手に入りやすいので土台として最も適していると思います。

 

STEP3 お顔の下地の作成

材料

・手芸綿(MOKO)
・フェルティングニードル(細針)

STEP2の目玉が固まりましたら、綿を使ってお顔の下地を作成します。

ウールでないとフェルティングできないという人もいらっしゃいますが、ポリエステルの綿でも問題なく出来ます。

ですが、ものによっては固まりにくいものがあります。

お勧めはトーカイさんで売っているMOKOという手芸綿です。

この綿なら全く問題なく固まり、羊毛フェルトを使うよりも断然お安く仕上がります。

この300g一本あれば実物大ぬいぐるみ1つ作ってしまえるくらいのボリュームです。

お顔の下地は、モデルのワンちゃんの写真を見ながら作るのでは少し難しいです。

できたら上記の写真に写っているような、骨格模型があったほうがわかりやすいです。


HUASURV犬の犬の頭蓋骨モデルの解剖学骨格獣医標本教育ディスプレイ

何体も作品を作るご予定がおありの方は、一つ持っていると長く使えていいかもしれません。

頭蓋骨を観察しますと、下あごと上あごのかみ合わせだったり、目の周りの骨の様子だったり、写真ではわかりにくかった部分がよくわかります。

くるくる回せますし、本物ではとても見ることができない角度から観察できますので、リアルなワンちゃんを作りたい方には是非入手してほしいです。

この時点では、骨の特徴を捉えるような作り方でお顔を作ります。

フェルティングニードルはどんな太さの針でも構いませんが、わたしはすべて細針(S)でやっています。

細針は穴が見えにくいし、薄く裏表がある部位(耳など)を作成するときに、裏に違う色が出にくいのでお勧めです。

色を乗せる際に調整するので、この時点では完全に似せる必要はありませんが、マズルの長さや頬の出っ張り、額の出っ張りなど、モデルのワンちゃんのお写真とできるだけ違和感のないようにします。

今回はモデルのワンちゃんのお写真が正面一枚しかなかったため、グーグル検索などで似たようなお顔のチワワさんを探して横向きなどの確認をしました。

 

~次回に続きます~