羊毛フェルト作家のYuccaです。
現在、細々とオーダーを受けてリアルペットのぬいぐるみを制作しております。
まだまだ修行中の身でありますが、わたしの羊毛フェルト作品の作り方など、進捗報告を交えながらご紹介させていただけたらなと思います。
もしご興味がございましたら、ご覧になってくださいね。
STEP4 顔の着色
材料
・羊毛フェルト黒、灰
今回使用した羊毛フェルトは以下のニ種類です。
<黒>
羊毛フェルト 『ハマナカ フェルト羊毛ソリッド 黒 H440-000-9』 Hamanaka ハマナカ
<灰>
リアルワンちゃんを作る場合には、黒、灰、茶、ベージュ、アイボリー、白、ピンクをできるだけ多種類持っていたほうがいいです。
黒や白は、メーカーによって微妙に色味が違うので、作品を通して同じ商品を使うようにしたほうがいいですよ。
いつも目の周りからやります。目元を作るとぐっと可愛くなってモチベーションが上がります。
黒を入れたところです。写真を見ながら、目元の見え方(角度、距離など)を確認しつつ進めます。
この時、肉眼でなく写真を撮って比較したほうがいいですよ。肉眼では微妙なミスに気が付きにくいです。写真の写りがおかしければ、形がおかしいんだと思い、違和感が無くなるまで直しておいたほうが後々楽になります。
口元に黒を、鼻筋と目の周りに濃い灰を置きました。
綿も少し足しつつ、形を整えています。
あとで毛を植えるので、少しくらい痩せて見えても大丈夫だと思います。
STEP5 鼻・耳の作成
材料
・羊毛フェルト(黒、白)
・樹脂粘土(黒)
・粘土用ヘラ
・ボンド
・スプレーニス
羊毛フェルト 『ハマナカ フェルト羊毛ソリッド 白 H440-000-1』 Hamanaka ハマナカ
白と黒は物によって色味がだいぶ違うので、使う予定の羊毛フェルトを多めに買っておいたほうが良いですよ。たまに売り場からなくなったりしますので…。
写真を見ながら耳を作ります。
まずは外側の黒を付けてから内側の白を刺します。
耳を付けるのが個人的に一番難しいです。コツとしては、正面、側面、上からの写真資料を用意して、すべての角度と合致するようにすることです。耳の付け根が後ろ過ぎたりすると全然似ませんので、耳が生えている位置を正確に把握して刺します(横向き写真が無いとかなり厳しいです)。
上の写真、まだまだ耳が後ろ過ぎます。今回は正面写真しかないのでかなり苦戦しています。
耳がなかなか決まらないので鼻をつけることに。
鼻はダイソーの樹脂粘土をつかいます。
写真をよく見ながら樹脂粘土を鼻の形に成形します。
この時、細い粘土用のヘラがあると便利です。鼻の穴を成形するのはヘラ(先が耳かきのようになっているもの)がないと難しいですが、爪楊枝などでもできなくはないです。
ステンレススパチュラ SS-2 [造形工具・彫金工具・粘土ヘラ]
鼻は一旦ワンちゃんから離して乾燥させ、固まったらニスで光沢を出します。あまり鼻が濡れていないタイプのワンちゃんは、ニスをしないでもいいと思います。
ニスが乾いたら、ボンドで鼻の位置に接着します。
鼻の位置は、少なくとも正面、横向き、斜め上の三角度で違和感の無いように付けます。
チワワのようなマズルの短いワンちゃんは、付けるのに失敗しても修正は容易ですので、えいやと付けちゃいました。
耳もかなり前側に動かし、長さも長くしました。
まだまだ不自然な感じですが、とりあえずこのときはこれくらいで先の工程に進みます。
STEP6 植毛
材料
・羊毛フェルト(ベージュ、白、黒、灰)
お顔に毛を植えます。白、黒、灰と、薄いベージュを目元に使用しました。
<ベージュ>
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お顔の植毛は上の写真くらいの長さ・量を一回分として、ひたすら刺していきます。
先程の毛束の真ん中くらいを刺します。抜けないようにしっかりしっかりザクザク刺します。
刺した後、糸切りバサミで切って長さを揃えます。
これを延々と繰り返します。根気が必要です。
全体に毛を植えましたら、耳の最終調整をします。とりあえずこんな感じで仕上がりました。
~次回に続きます~